土曜日、書籍刊行ダイジェストセミナーに参加してきました。
東名厚木病院の摂食・嚥下チームが執筆、小山珠美さんが監修された
「摂食・嚥下リハビリテーション」~急性期医療から「食べたい」を支援するために~
4年間かけて取り組まれたノウハウが写真をふんだんに盛り込み解りやすく監修されています。
副院長曰く、「看護が病院を変えた」 と言われてました。
すごいことですね!
昨今、胃瘻造設者が増加しています。
以前は、口から食べられなくなると生命の危機に陥るので、医療者も経口摂取にこだわって
いたのではないか。しかし、今は胃瘻栄養をゴールにはしていないだろうか?
口から食べられることでその人の生活が潤い、生きる意欲につながる。
私達と同じように口から食べる生活者になることを考え早期に「食べたい」を支援しましょう。
と、いうような考えと熱意により多くの苦難もあった事でしょうが、この書籍が発刊できたので
はないかと、感動しながら各々の担当者の発表を聞いてきました。
院内の関係者がそれぞれの役割を果たし、チームとして取り組む事は大変な事です。
しかし、発表者は苦労より今日までの過程で沢山の学びと喜びを得られたと思いますが、
それ以上に、関わった想い、熱意、してきたことへの確信を抱き、確実に人が生きることへの
医療者としての向き合い方を提唱しているようでした。
入院日数が短縮されている今日、在宅で切れ目のないケアを継続していく為には沢山の
課題があります。
病院では食べられたのが、家に帰って来てから食べられなくなって・・・なんてことがないよう
にしっかり受け次いでいかれるようにと、当ステーションのご利用者を思い浮かべました。
食べたい・食べさせたい・食べて欲しい・・・誰もがそう思いますよね。
少しでも進められ、関係者につなげていかれるように、みんなと考え・工夫・勉強・連携を
図り合って行きましょ。地域のネットワークが進むことも考え。