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ステーションに一人の訪問者がありました。
NPO法人の送迎をしていると、名詞を交換して挨拶を交わしました。heart_0
ふと名詞を見直すと、訪問看護のご利用者で若くて脳出血を発症したAさんでした。
月日が経ち、当時のAさんとは一見わからず失礼してしまいました。
事務所は2階にあります。
車椅子を折りたたんで、2階まで持ち上げて会いにきてくれました。
Aさんは、病院から在宅に帰った時から訪問看護に伺っていました。
退院当初、医師からの指示書には「植物状態」と書かれ、自分で体の向きを変えることや
口から食べることもできずに、胃瘻を造っていました。
その後、胃瘻は抜け、口から普通に食事がとれるようになり、車いすで外出もできるように
なりました。
ご両親、姉妹の献身的な介護のもと、とにかく画期的な回復を遂げていました。

しかしながら、このように社会参加しているとは予想以上なことで、驚きとうれしさで
心の中は一杯でした。
ありがとう!ありがとう!、こんなに障害を克服して、立派に生きて、暮らしていて・・・
退院当初を思い浮かべながら、命の尊さ、その命を育み、つなげられてきた、十数年

の月日、ご家族、本人、関係者の皆さんの努力、想いは如何ほどであったのだろうか・・・
私だったら、できることなのだろうか?
まだまだ、がんばらなくては!
叱咤激励された様な、それでいて、うれしい再開でした。Aさん、これからも健康で、活躍できますように!
応援しています。